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【型を決める】自由英作文の書き方・コツ・解答例

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入試直前期になると、自由英作文について「書き方コツを教えてほしい」「勉強方法が分からない」「対策はどうしたらよいか」「アイデア思いつかない」といった相談を受けたりすることがよくあります。そこで今回は、自由英作文が書きやすくなる、オススメの「テンプレ)」と、それをベースにした自由英作文の書き方コツをご紹介します。主に賛成・反対を述べる意見型の自由英作文の対策になりますが、それ以外のタイプの自由英作文にも応用が効くはずです。是非参考にしてください。

基本方針

まずは、そのテーマについて賛成反対か自分の意見を決めます。それが自分の本来の意見でなくても構いません。あくまでも、自分が話を展開しやすい方を選んでください。

次にその意見に対し、なるべく理由を2つ見つけます。詳しくはこの後述べるように、理由1つでも話を構成することはできなくはないですが、何かと面倒です。できるだけ頑張って理由を2つひねり出してください。そして、これら2つの理由の前後に、自分の「主張」と「再主張(=まとめ)」を置き、

  • 主張」⇒「理由1」⇒「理由2」⇒「再主張

4段落構成とします。

一方、仮にどうしても理由を1つしか見つけることができなかったとします。理由1つでは字数が足りないので、この場合、あえて自分とは反対側の意見とその理由を探します[⇒譲歩]。次に、その意見を打ち負かす根拠を探します[⇒打消]。譲歩の意見は、打ち負かしやすいなるべく弱いものにするのがオススメです。それから、ダメ押しのような形で本来の自分の意見の理由を述べ、その前後(最初と最後)に「主張」と「再主張(=まとめ)」を置くという形にします。つまり

  • 主張」⇒「譲歩」⇒「打消」⇒「理由」⇒「再主張

5段落構成です。

もしかしたら、ここで疑問を感じた人がいるかもしれません。理由1つの場合、「打消」のところを自分本来の「理由」にし、
「主張」⇒「譲歩」⇒「打消(=理由)」⇒「再主張」
の4段落構成でよいではないか?と。
実際のところ、この構成でもうまくいくことはあります。しかし、もし「譲歩」で述べてしまった意見が説得力のある強いものであった場合、自分本来の理由が負けてしまう、または論理的に打ち消せない、ということが起こりうるのです。

具体例として、この後で詳しく紹介する「生徒は制服を着るべきか」というテーマを考えてみましょう。「制服賛成」の人が見つけた理由が「制服があれば生徒は服装を気にせず勉強に専念できる」という1つのみだったとします。そこで選んだ譲歩が「制服は生徒の表現の自由を制限するものだ」とした場合、4段落構成だと「私は制服に賛成だ。たしかに制服は生徒の表現の自由を制限するものかもしれない。しかし制服があれば生徒は服装を気にせず勉強に専念することができる」と論理展開することになります。しかしこの場合、読んでいる方は「あれ、表現の自由はどうなったの?」と感じないでしょうか?これは、「表現の自由を制限する」という論点がかなり本質的で強いものであるからです。この場合、「表現の自由」を打ち負かしてから自分の理由に入るか、または譲歩と自分の理由が噛み合ってうまく打ち消す形になるよう、「譲歩」と「理由」それぞれの内容を考え直す必要があります。

このように、「譲歩」⇒「打消」の4段落構成はなかなか難しい面があります。また「譲歩」⇒「打消」の構成自体、たとえ5段であっても「理由2つ」構成に比べると考えることは多くなります。なるべく理由2つを見つけようと最初に述べたのはこのためです。また、「意見」以外の、例えば「エピソード」や「妄想」を述べる英作文でも、大きな柱を2つ作る構成はオススメで、日頃から理由2つ構成に慣れておけば、応用が効きます。意見を述べる自由英作文は理由2つ構成にするのが基本と考えておいてください。

それでは、それぞれの構成について、もう少し具体的に書き方をご紹介します。

理由2つ⇒4段落構成

主張:I thinkdon't think] ~ should ….
理由1:First of all ~. + 肉付け(2~3文)
理由2:In addition ~. + 肉付け(2~3文)
再主張:So I would suggestshould ….

第1段落:主張

まずは自分の主張を I thinkdon't think] ~ should … の形で述べます。ここは短めの文1文のみOKです。ちなみに、否定の内容のときは、「I think + 否定文」ではなく、「I don't think + 肯定文」の形にするよう気を付けてください。

第2段落:理由1

First of all, ~ とし、2つの理由の中で自分がより強いと思う理由を、まずは短めの文1文ですっきりと述べます。

そして、その理由に説得力を持たせる肉付けをしていきます。肉付けする内容は、自分の発言の意図の補足説明だったり、自分がそう考える理由だったり、具体例だったり、何でも構いません。また、ここは字数調整の場所でもあります。100字の自由英作文の場合、肉付けは2文でちょうどよいはずですが、足りない場合は3文にするなどして適宜字数稼ぎをしてください。

第3段落:理由2

In addition, ~ とし、補助的な理由を、まずは短めの1文で述べます。また、文中に also を使うのもオススメで、その文が理由の追加だということがさらに分かりやすくなります。

そして、こちらも2~3文の肉付けをしていきます。

第4段落:再主張(※オプション)

最後にまとめとして、So I would suggestshould …. とし、自分の主張を発展させた形で何らかの提言をします。賛成・反対の意見を述べる自由英作文であれば、「〇〇は禁止されるべきである」「〇〇は許されるべきである」などの内容にするとよいでしょう。

ただし、このまとめの部分はなかなか難しいところで、テーマによってはなかなかこの形ではまとまらないこともあります。ここはあまり型にこだわらず、第1段落(I think ~ should …)の自分の主張を言い換える形で、臨機応変にまとめて構いません。

また、もしどうしてもうまいまとめが見つからない場合、または字数がオーバーしそうな場合は、思い切ってこの再主張は省略しても構いません。というのも、英語は「結論⇒理由」の形で展開する言語であり、実際第1段落で結論(=自分の主張)はすでに述べているからです。何らかのまとめがあった方が締まりがよいのは確かですが、仮になくても致命的な違和感ではありません

理由1つ⇒5段落構成

主張:I thinkdon't think] ~ shouldbecause.
譲歩:Some people may say ~[It's true ~]. + 肉付け(1文)
打消:However ~. + 肉付け(1~2文)
理由:More importantly ~. + 肉付け(2~3文)
再主張:So I suggestshould ….

第1段落:主張

まずは自分の主張を I thinkdon't think] ~ should … の形の短めの文1文ですっきりと述べます。ただし理由1つバージョンの場合は、この後に because ― を続けて、その理由も述べることを忘れないようにしてください。これは、自分がその問題に対して賛成・反対のどちらの立場なのかを採点者に強く印象づけておくためです。

というのも、理由1つバージョンでは、この直後の段落に「譲歩」、つまり自分の主張とは逆の意見が来ます。これをやっておかないと、自分の立場が賛成なのか反対なのかがよく分からない、非常に読みにくいに作文になる恐れがあるのです。採点者は膨大な数の作文を読まなければなりません。採点者が読みやすい構成の文を書くよう十分気を遣ってください。私が採点者だったら、読みにくい作文はそれだけで減点します。

第2段落:譲歩

ここで、自分の意見とはあえて反対の意見である「譲歩」を述べます。この文(段落)が譲歩であることの宣言方法として、Some people may say ~ や It's true ~ で書き出します。譲歩の宣言方法は他にもいろいろありますので、以下の記事も参考にしてください。
【関連記事】譲歩構文|ディスコースマーカー一覧

これにも肉付けが必要ですが、自分の本来の意見ではないものなので、肉付けはあっさりめの1文で十分です。

第3段落:打消

次に、However, ~ とし、前の段落の譲歩の内容を打ち消します。1~2文使って肉付けし、論理的にしっかりと打ち消してください。

第4段落:理由

ここで、自分が思いついた本来の理由を述べます。自分の意見の方が、第2段落で述べた反対意見(譲歩)よりも強いことを示すために、More importantly, ~ の書き出しにするのがオススメです。自分のメインの主張ですので、2~3文使ってしっかり肉付けし、ボリューム的にも第2、第3段落を上回るようにしてください。

尚、この段落の締めくくりを This brings more good than harm.(これはデメリットよりもメリットの方が大きい)などとするのも説得力を増す一つの方法です

第5段落:再主張(※オプション)

理由2つバージョンの場合と同様に、So I would suggestshould …(提言)など、自分の主張を言い換えた何らかの再主張で締めくくります。ここも、うまいまとめが見つからないや、字数がオーバーしそうな場合は、省略して構いません

解答例「生徒は制服を着るべきか」

参考に、以下のテーマに対する解答例をご紹介します。

Should student wear school uniforms?
(生徒は制服を着るべきか)

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都内の某予備校で講師をしています。受験生の役に立つ情報をどんどん提供していきたいと考えていますので、「この文法が分からない」「こんなまとめが欲しい」など、ご意見・ご要望・ご質問等がありましたら、コメントを通じてお気軽にご連絡下さい。

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