色を表す単語の品詞は?「~になる」は何て言う?

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問題

次の英文の(  )に入れるのに最も適当なものを、1~4のうちから一つ選べ

The leaves in my neighborhood have recently (  ) yellow.

1. come 2. developed 3. led 4. turned

[2017 センター試験]

解答・解説

正解 4

The leaves in my neighborhood have recently turned yellow.
(私の近所の木の葉が最近黄色く色づいてきた)

この問題は、(  ) の直後の yellow に注目します。意味は誰でも分かる「黄色」ですが、大事なことは、英語では色を表す単語は形容詞だということです。
(※正確に言うと、形容詞と名詞、両方の用法がありますが、形容詞としての用法が基本です)

そこで問題文を考えてみると…

The leaves in my neighborhood have recently (  ) yellow.

(  )の直後にある yellow形容詞だということが分かれば、これが補語だということが分かります。形容詞の用法は「名詞を修飾する」と「補語になる」の2つでしたね。
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つまり、この英文はSVCの第二文型。(  )には第二文型をとる動詞が入るということが分かります。この時点で、第二文型をとらない、選択肢2の developed(発達する、発達させる) と、3の led(導く)は除外できます。

残るは選択肢1の come と、4の turned。実はこの2つはどちらも第二文型の「~になる」という意味があり、どちらもよさそうな気がするかもしれません。

ところが選択肢1の come については、実は「~になる」という意味の第二文型の come は、以下のような慣用的な表現に限られ、やたらめったら使えないのです。

  • come true(実現する)
  • come good[right](良く[正しく]なる)
  • come open(開く)
  • come alive(生き生きしてくる)
  • come untied[loose](ほどける)

とは言え、これはなかなか細かい話です。come を選んでしまった人は惜しかったですね。

ちなみに、go + C(例:go mad)はネガティブな意味であるのに対して、come + C(例:come true)はポジティブな意味であるという説があります。しかし、上の come open や come untied などの例を見ても分かるように、一概にそうとは言えません。(go + C については概ねネガティブであるという理解でよいでしょう。)

正解は、選択肢4の turn です。turn の「~になる」には、「(外見・性質が)~に変化する」というニュアンスがあり、「木の葉が色づく」という文脈的もにしっくりきます。

第二文型turn については、以下のような例文を覚えておきましょう。

  • The leaves are turning yellow[red].(木の葉が黄色く[赤く]色づいてきている)
  • She turned pale.(彼女は顔色が青くなった)
  • The milk has turned sour.(牛乳が酸っぱくなった)
  • The weather turned very cold. (天候はとても寒くなった)
  • He turned traitor.(彼は裏切者になった)

特に上の3つの例文などはよく見かけるものなので、この問題を正解するには、日頃から多くの重要な例文に目を通しておくことがポイントだったとも言えます。

ちなみに、最後の例文 He turned traitor. のように、turn は名詞も補語にとることができます(ただしその場合、名詞は通常無冠詞)。come は形容詞しか補語にとることができないので、この点も turn と come の違いです。

まとめ/暗記ポイント

  • を表す単語の品詞は? ⇒ 形容詞が基本
  • turn の重要な意味 ⇒ turn + C で「~になる
    よく使われる表現:turn yellow[red](黄色く[赤く]なる, turn pale(青白くなる), turn sour(酸っぱくなる)など
  • come の重要な意味 ⇒ come + C で「~になる
    よく使われる表現:come true(実現する) など(※慣用的な表現に限られる)
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