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基礎英語長文問題精講

基礎英語長文問題精講 問題12 解説

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名著ですが解説が少ないという評判の「基礎英語長文問題精講」の解説を補足しています。本書の解説と別冊の解答・解説をよく読んだ上で、疑問点がある方は是非参考にしてください。

本文

10行目:call on

Whenever anybody calls on a friend in England, the first thing he will be asked is whether he would like 'a nich cup of tea'.
【和訳】英国で誰かが友人を訪問すると、きまってまず"美味しいお茶を一杯"いかがですか、と聞かれる。

call onvisit の同義語です。

  • call on []
  • call at [場所]
  • visit [場所]

を区別してください。

20行目:様態の as の否定文

~ although there is no tea ceremony as in Japan, there is a time-honoured ritual which goes with making a cup of tea, …
【和訳】日本とは違い、茶道(のような作法)はないが、お茶の入れ方には昔ながらのしきたりがある。

この as は「様態の as」と呼ばれ、普通は「~のように」と訳します
例:Do as you like.(好きなようにしなさい)

しかし、注意しなければいけないのは、本文のような否定文のとき。これを、

「日本のように、茶道(のような作法)はないが、お茶の入れ方には昔ながらのしきたりがある」

と訳してしまうと、

  1. 「日本に茶道がないのと同じように、イギリスには茶道がない」
  2. 「日本に茶道があるのと同じように(は)、イギリスには茶道がない」

と二つの解釈が生まれてしまい、誤解を招きます

もちろん実際には日本には茶道はありますので、この文脈では、正しいのは 2 の解釈で、1 の解釈は間違っているということは、ちょっと考えればわかるでしょう。

ただし、このことは、実は文脈を問いません様態の as を否定文で使ったときは、基本的に 2 の解釈になります。つまり、誤解を招かないためには「~と違ってと訳すのがおすすめ。ここでは、

「日本とは違って、イギリスには茶道はない」

となります。気を付けてください!


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  • この記事を書いた人

管理人

都内の某予備校で講師をしています。受験生の役に立つ情報をどんどん提供していきたいと考えていますので、「この文法が分からない」「こんなまとめが欲しい」など、ご意見・ご要望・ご質問等がありましたら、コメントを通じてお気軽にご連絡下さい。

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