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【センター対策】不要文削除問題を解くコツ

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センター試験第3問で恒例の不要文削除問題を苦手にしている人は多いと思います。しかし、この問題には英語の長文を読解する上で必要なエッセンスが詰まっており、この問題を克服することができれば、英語の点数自体を底上げすることが可能です。ここでは、この不要文削除問題を解くコツをご紹介します。

時間配分

まずこの不要文削除問題に対して、時間配分をどうすればよいかということですが、私のおすすめは1問2分×3問=計6分以内です。6分では遅すぎるという考えもあるかと思いますが、やはりこの問題は頭を使いますし、私は先に下線部の前後を読むことをおすすめしているので、必然的に読む時間はかかります。急がば回れ、急いで解いても間違えては意味がありません。ここで時間をちょっとだけ多めにつかうためにも、発音や文法問題でなるべく時間をかせいでおいてください。

コツ1:先に前後を読む

ここから不要文削除問題を解くコツをご紹介していきます。1つ目は、上で少し述べましたが、先に下線部の前後を読むということです。必ず「下線部を読む前に」読んでください。先に下線部を読んでしまうと、不要文の内容が頭に残ってしまい、何を言いたいのか混乱してしまいます。

まず「下線部の前」を読むことについて。これはパラグラフリーディングの手法です。不要文削除問題に限らず、そもそも英語の文章は、各パラグラフの第1文がそのパラグラフのトピックテーマ]である可能性が高く非常に重要です。それがこの不要文削除問題に関しては、文章自体が1パラグラフしかありませんので、第1文が文章全体のトピックということになり、なおさらのこと重要になります。ただし、英語の文章は「抽象⇒具体」の論理構成をとるので、第1文だけでは抽象的すぎて何を言いたいよく分からないことが少なくありません。よって、具体化された第2文、第3文…と読み進め、トピックのポイントをつかむ必要があるわけです。もちろん、読み進めている中でポイントがはっきりつかめたら、途中で「下線部の後」に進んでかまいません。

そこで「下線部の後」を読むことについて。世間の英語講師には「下線部の前(だけ)を読む」ことをすすめる人が多いのですが、私は、時間がかかることを承知で「下線部の後も読む」ことをおすすめしています。これは、点と点を結ぶという発想です。「下線部の後」とは、言ってみれば「結論」ですので、「トピック」と「結論」を結ぶことによって、その間に来るべき内容が予想しやすくなるのです。また、結論で述べられることは、トピックの内容の言い換えであることも多いので、自分のトピックに対する理解を確認できるという意味もあります。正直に言うと、「下線部の前だけ」を読んでも正解にたどりつけないことはないのですが、下線部の後も読んだほうが確信度は断然高くなります。尚、文章の中間に下線部がひかれていない箇所がある場合もありますが、これに関してはさすがに読まなくてよいと思います。

コツ2:ディスコースマーカーに注意する

ディスコースマーカー論理マーカー)」とは、論理展開の流れを示す目印のことで、ざっくり言うと以下の4種類があります。

  • 逆接・対比:but, however, while, on the other hand 等
  • 具体化:for example, such as, in other words 等
  • 追加・並列:also, in addition, another, first/second… 等
  • 因果関係:because, that is why, therefore, thus, so 等

ディスコースマーカーの一覧については以下の記事を参照してください。
【関連記事】ディスコースマーカー(論理マーカー)一覧

どのディスコースマーカーも文章の内容を理解するために重要ですが、この不要文削除に関しては、ディスコースマーカーを問題を解くためのテクニックとして活用することができます。例えば、however などの「逆接・対比」については、その後で述べられることが基本的に筆者の主張だということを覚えておいてください。逆に言うと、それより前の部分は筆者の主張を際立たせるために存在していて、一見不要に見えても実は必要ということがあります。

また「具体化」と「追加・並列」に関しては、該当するディスコースマーカーを見つけたら、一度立ち止まって、「何を何に具体化しているか」「何と何を並列しているか」をよく考えてください。そういった具体化や並列の「セット」を見つけることができれば、それらはどちらも必要な文ということになりますし、逆にセットが見つからない場合は、どちらかが不要文ということになります。

コツ3:言い換えに注意する

英語の文章では、ある言葉を in other words、 in short, :(コロン)、―(ダッシュ)などのディスコースマーカーを使って言い換えることもありますが、特にそういったものを使わずとも、いつの間にかシレッと言い換えていることが非常によくあります。このような言葉の言い換えによく気を付けてください。言い換えている言葉は基本的に重要で、文章のトピックである可能性が高いですし、下線部に言い換えている言葉が含まれている場合は、それは必要な文である可能性が高いです。英語の読解は「言い換え探しクイズ」と言っても過言ではありません。「どこかに言い換えている言葉があるのではないか?」と常にアンテナを張って文を読み進めてください。

コツ4:抽象⇒具体を意識する

コツ1でも少し述べた通り、英語の文章は常に「抽象⇒具体」(具体化)の繰り返しで展開されるということを常に意識しておいてください。こういった「具体化」には、「例示」と「言い換え」がありますが、その他に単なる補足説明ということもあります。この場合、ディスコースマーカーが使われないことも多いのなかなか厄介です。ただしそんな場合でも、よく分からない文を見たら、あまり悩まず、その次以降の文で具体化されると思って読み進めてください。そして、ある文が前の文の補足説明になっていなかったら、その文は不要ということになります。

次のページで、これらのコツをどのように活用したらよいか、センターの過去問を通して解説していきます。

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都内の某予備校で講師をしています。受験生の役に立つ情報をどんどん提供していきたいと考えていますので、「この文法が分からない」「こんなまとめが欲しい」など、ご意見・ご要望・ご質問等がありましたら、コメントを通じてお気軽にご連絡下さい。

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