英単語ターゲット1900 5訂版と6訂版の違い

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大学受験の定番単語帳の一つ「ターゲット1900」が2020年1月に8年ぶりの大改訂を行い「6訂版」となりました。今回は「5訂版」と「6訂版」での収録単語の違いや、その他の変更点をご紹介します。
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5訂版⇒6訂版で削除された単語

以下は5訂版⇒6訂版で削除された単語、つまり5訂版にはあるけれども6訂版にはない単語の一覧です。
(※番号は5訂版のもの)

5訂版⇒6訂版で追加された単語

以下は5訂版⇒6訂版で追加された単語、つまり6訂版にはあるけれども5訂版にはない単語の一覧です。
(※番号は6訂版のもの)

その他の違い・考察

最新の入試問題データベースを分析しての改訂とあって、5訂版⇒6訂版では私自身よく目にするものが新規追加されている印象です。特に orient, intuition, susceptible, entrepreneur, adverse, naive, allocate などは「やっとこれが載ってくれたか!」と嬉しく思います。また昨今のコロナの状況を考えると、placebo, contagious が追加されたのはグッドタイミングでした。

一方で、5訂版⇒6訂版で削除されてしまって残念なものも少なくありません。1~800 の基本単語はともかく、801~1500 はほとんどが常識単語でしたし、1501~でも例えば deteriorate, idle, despise, indulge, ache, haste, flaw, deficient などを覚えずに入試に臨む受験生がいるかと思うとぞっとします。私の意見としては、GMARCH 以上を目指す人は、削除された単語も 801~1500 は絶対に知っておいてほしいですし、1501~も覚える努力はしてほしいと思います(早慶は絶対)。

その他の6訂版での改善点としては以下が挙げられます。

  • 例文が全体的に分かりやすくなった(入試問題の原文にこだわっていない)
  • 例文のコロケーションに下線が引かれ、シス単の「ミニマルフレーズ」的な覚え方もできるようになった
  • 巻末に英検準一級頻出の200語とTEAP頻出の140語を掲載

というわけで、間違いなく改善されています。すでに5訂版を持っていて「6訂版も買うべきか?」と悩んでいる人には、断然購入をおすすめします。また、シス単とどちらを買うか迷っている人には、ターゲットの長所は「アプリが充実している」のと「音源が無料」ということは言っておきます。そもそも、単語帳は1冊にこだわる必要はなく、「8割方覚えたと思った」ら他の単語帳に取り組むべきだと私は考えていますので、あまり悩むくらいだったらシス単とまとめて買うのも一つの手です。

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