名著ですが解説が少ないという評判の「基礎英語長文問題精講」の解説を補足しています。本書の解説と別冊の解答・解説をよく読んだ上で、疑問点がある方は是非参考にしてください。
本文
6行目-:文構造(設問1(1))
This common root suggests [that [having a good economic condition] is (deeply) related (to having a good ecological condition)].
【和訳(直訳)】この同じ語源は、良い経済の状態を持つことが、良い生態系の状態を持つことと深い関わりがあることを示唆している。
having(動名詞)~ が that 節の中の主語になります。having a good ecological condition と分かりやすい対比にもなっており、この設問を解くことは難しくないでしょう。
14行目-:文構造
we can’t ignore the total costs <it imposes (on our global ecosystem)>.
【和訳(直訳)】我々は、それ[経済]が我々の地球の生態系に負わしている全体の代償を無視することはできない
- it が指すものは、前の行の our economy
- impose A on B(A を B に課す)のつながりに注意
設問
問3
この文章は、同じ語源を持つ economy と ecology の関連について述べており、connected を選ぶことは難しくないでしょう。Everything is connected. とは言っていますが、筆者の言いたい everything とは economy と ecology のことです。また、この connected は、7行目の related の言い換えと考えられます。
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